難問に熟議を

7月2日の朝日新聞の「耕論」の紙面で北大の杉山教授が「コンセンサス会議」を、そして慶応大の曽根教授が「討論型世論調査」を提唱されていた。いずれも徹底討議を経た市民の声を政策に生かそうとするものである。国民レベルは一流なのに、政治レベルは二流である事は誰もが感じていることだろう。ならば国民の叡知をどう集約し、国政に反映させるかが課題と言える。様々なレベルの「コンセンサス会議」やら「討論型世論調査」を日本各地で開催し、日本全体の意見の集約につなげていければ、一発勝負の国民調査や甘言を弄する政治屋、不安を煽るだけのマスコミに惑わされることなく、正しい方向に国は動くことであろうし、負うべき負担を国民は喜んで背負うことだろう。
今日の一句「難問に 熱き議論の 蝉しぐれ