三金会

昨日は、久しぶりのささやかな集まりがあった。第三金曜日に開催されていた集まりだが、名前だけが踏襲されている。今回は「生物多様性に関する近年の動き」と題して、生物多様性とは何か、COP10など様々な議論やら国家戦略やらを環境省に在籍していた後輩が解説してくれた。国がまとめた報告書にケチをつける筋合いはない。指摘されている問題点は良く理解できる。しかし、これからやろうとしている様々な取り組み提案の実現可能性はどうであろうか?
近未来に100億を超えようと無限増殖を続ける人類は、当然他の生物種の生存を脅かす存在であり、地球上のバランスを崩している元凶は人類そのものであるようにも思える。自らの欲望を自制して、自然と調和する選択を人類は取りうるのだろうか?示された課題は、単なる政策論議に留まらず、我々の生きざまを問う哲学論争にも発展しそうだ。
参加者の自己紹介に際して、3月11日の様々な経験が話題になった。懸念される東京での直下型地震に対する備えておくべき事として、煮炊き用に燃やせる薪も準備すべしとの指摘もあった。電気やガス、水道がすぐに復旧する保証はないし、非常食の提供や炊き出しが長期にわたり期待できるとはいえない。自衛処置として火力源となるものも考えておく必要があろう。煮沸消毒できれば雨水も飲めるし、コメを生かじりしなくても済む。
今日の一句「青嵐 椅子取りゲームか 共存か」