「生命をはかる」研究会

会長の和田昭允先生のご縁で会の案内をいただいたので、セミナーに参加させてもらった。「超チャレンジング研究をどう進めるか」が今日のテーマである。「こんな事が出来たら、あるいは判ったらすごいな」というような研究テーマをどうやって発掘していくかを、この研究会の今年の課題とされている。このテーマにそって、今回は富田 勝(慶応大)、武藤 佳恭(慶応大)、中村 振一郎(理化学研究所三菱化学)、永山 國昭(自然科学機構、岡崎)の4氏が講演された。いずれも個性的な先生方である。研究者にとって、テーマが面白くて研究にめり込めるかどうかが、重要な要素となろう。用意された答えを覚える事のみの受験勉強の問題点やら、世界の知恵や知識をどう集めるか、視覚的な理解を聴覚でどう表現するか、科学をアートで捉える新しい視点からの自然科学の再定義などが話題になった。研究生活から遠のいてはいるが、興奮を覚えるひと時であった。
今日の一句「超のつく 夢見るあなた 梅雨の虹」