新語・流行語(2)

今回の新語・流行語には言葉を端折っただけのくだらない言葉もあるが、我が身に照らしてなるほどと興味を引いた言葉もいくつかあった。
「断捨離」、インターネット検索をしたら、ヨガの行法哲学「断行・捨行・離行」を基にして作られた言葉で、「不要なモノを片づけて、必要なモノだけが残ったとき、新しい自分自身を発見できる」事を意味しているそうだ。
これは、まさに現在の私の状況だ。もしかしたらまた使うことがあるかも知れない、何となく捨てるのが惜しい、といった未練が残る品物が沢山ある。しかし、よくよく考えてみれば、今使う予定のないものはこれからもまず使うことはない。なるほど年金生活を有意義に過ごすには思い切った身辺整理が欠かせないといえる。
同じく新語・流行語に挙げられていた「終活」、これも自分の生涯の最後の仕上げと思えば、これからの生活をいかに有意義に過ごかが自分の人生の満足を左右する。就職活動同様、大事な活動時期だといえる。そして毎日が日曜日になり、内向きの生活を送ると社会からはどんどん遠くなる。「無縁社会」に陥らないよう、友人や地域の連携を心して大事にし、生涯現役を心がけたい。
先日のTV日曜洋画劇場最高の人生の見つけ方」も、前向きな人生の締めくくりを考える上で参考になる。