体験学習2日目

かながわコミュニティーカレッジの体験学習2日目として、精神障害者への社会復帰を目指して藤沢駅前で活躍されているNPO法人「昴の会」と田奈駅近くで日本語教室を開催している「青葉国際交流ラウンジ」を訪問した。
精神障害者に対する社会の偏見や、障害者の自立に関連する法律への対応など多くの課題を抱えながらも、「昴の会」は福祉作業所として「すばる工房」や「Caféすばる」などを運営している。いずれも明るい和やかな環境にあり障害者の和む場としての役割を果たしているが、製作されている看板やコーヒーショップで提供されている軽食は他店に劣らぬ高品質のものであった。福祉事業だからといった甘えの無いことが長く運営が続けられている背景にはありそうだ。
他方、「青葉国際交流ラウンジ」では多文化共生のまちづくりを目指し、その一環として外国人への日本語教室を開催しているが、こちらはNPOとしての認可を受けているわけではない。ボランティアの日本語教師は80名余りも登録されており、受講生のレベルに合わせて個別指導に近い体制が取られていた。指導テキストや辞書の類もさまざまな国籍の人たちにも対応できるよう整備されており、横浜の国際都市としての一面を支えてくれているといえる。
いずれも地道な活動ながら、運営担当者の創意工夫と忍耐強い努力に負うところが大きい事を強く感じさせられた。