口蹄疫の終息宣言

宮崎県に対して農水省はひたすら殺処分を指示してきたが、未発症の牛を生かす手立てはなかったのだろうか。人に感染することが無いのなら、すべての牛や豚を殺処分するだけとはなんとも知恵の無い話だと感じた人は多かろう。鹿児島大学の先生が『「遮断」と「撲滅」からの脱却を』と題して今日の朝日新聞に寄稿されていたのを読み、是非この先生の提案を専門家は検討してもらいたいものと思う。
発症地域で飼育されている牛や豚でも100%発症するわけではない。発症しなかった家畜にはウイルスに対する耐性が期待できるなら、機械的な全頭殺処分はあまりに安易な方法のように思える。