利休忌

少しずつ日が沈む時間が遅くなり、また暦の上でも立春が過ぎたというのに、北陸は記録的な大雪だ。地球の自転・公転は人間の時間軸では変化はないであろうから、地表の揺らぎ程度の気象変動に翻弄されるとは、地表にへばりつく生命体のなんと脆いことかと思う。
幸い温暖な湘南の地は、今日も晴天に恵まれたので山道を歩いて駅前のマクドナルドまで歩き本を読む。図書館が休館の際には、マクドナルドの窓際の席は読書に最適だ。
2月の俳句会の兼題は利休忌だそうだ。千利休が秀吉の怒りに触れて自害したのは、陰暦2月28日だそうだ。茶人というと物静かな老人をイメージしていたが、大柄な男であったらしい。確かに頑健な男でなければ自害などできるものではない。季語としてどんな情景を思い浮かべるべきであろうか。
今日の一句「陽が射すも 風吹き荒れて 利休の忌」