青と緑

青は三原色の一つであり、古代日本語では、色名として赤、黒、白、青のみであったそうだ。先日の講演では、和食を活かす五色として白、黒、赤、黄、青が挙げられていた。ここでは緑は青で表現されている。緑色の信号灯を青信号と称するのも意外と古くからの色名に依っていることがわかる。
うっとうしい梅雨空だが、草木にとってはまさに天の恵みの季節なのであろう。雨に打たれている庭木を見ていると、緑は色と言うより、草木を意味する表現のように思える。
今日の一句「梅雨空に 庭木の緑 輝きて」