「帰ってきたヒトラー」

昨日は久しぶりに映画館に出かけた。「帰ってきたヒトラー」なるドイツ映画である。
すでに過去に葬ったはずのヒトラーの挑発的な演説が、今なお説得力を持って現代人をひきつけるのはなぜか。おりしも英国では国民投票の結果EU離脱を決め、日本では舛添東京都知事が辞職に追いやられた。アジテーションに踊らされる民衆の心は、いずこの国も、又いつの時代でも大差ない浅薄なものだということであろう。内容はコメディー調なれど、笑ってはおれないシリアスな映画だと言える。
今日の一句「噴水に 虹の浮き立つ 夏日かな」