楽園のカンヴァス

久しぶりに面白い本に出会った。母から貸してもらった原田マハの著書「楽園のカンヴァス」である。30年以上も昔のことではあるが、かって3か月ほど滞在したことのあるバーゼルを舞台にしており、何度か訪れたことのあるバーゼル美術館やバーゼル動物園、ライン川沿いの大聖堂などが話の中に顔を出す。知っている街でのストーリーなので、身近に感じるということもあるが、アンリ・ルソーを巡るミステリアスな話の展開も面白い。当時、バーセル美術館はモネの作品で知られていたように思うが、ルソーの作品の記憶がないのが残念である。
今日の一句「旅立ちの 夢膨らます コブシ咲き」