消費者物価指数の下落

8月の消費者物価指数は、対前年同月比で下落し、日銀の「異次元緩和」は振り出しに戻ったと報じられていた。加えて牛丼チェーン大手3社は、9月下旬以降、地域・期間限定で牛丼などを値下げするキャンペーンを順次実施するそうだ。デフレ脱却を目指す黒田日銀総裁や安倍首相にとっては望ましからざる状況かもしれないが、収入の伸びない年金生活者や一般庶民にとっては有難い話である。
少子高齢化や非正規雇用者の増大など、さらなる格差を広げる多くの要因をはらんでいる現状を見れば、インフレ政策の頓挫は起こるべくして起こったと言えないだろうか。
今日の一句「高値にて 梨の甘さも 今一つ」