プラハ・フィルハーモニー

昨日は雪の予報であったが、池袋での都民劇場のチケットを無駄にできないと、念のため滑り止めの簡易アイゼン(ゴム製)を持参して出かけた。
1981年生まれの若き指揮者ヤコブ・フルシャが指揮するプラハフィルハーモニー管弦楽団の公演である。演ずるはスメタナの『わが祖国』。民族主義的な音楽を新進気鋭な若者が指揮をするとなると当然のことながら実にアクティブである。はたして後半まで体力が持つかと思うほど、第1曲から熱のこもった演奏であった。演奏者も比較的若く、指揮者に忠実に従おうとするまじめさが感じられた。
東京は夜半雪が降るとのことであったが、結果的には雨も上がり自宅に戻るころには満月が煌々と道を照らしてくれていた。
今日の一句「熱演に 天才の萌芽 春を待つ」