家族を大切にする教師

4月も早や半ばとなった。朝夕はまだかなり冷え込むも、昼間は暖かい。
昨年植えた芝生はどうもうまく根付かなかったようだ。今年は教科書通りに地面を整地し芝を並べた後たっぷり水撒きを行った。ちょっとした庭仕事でもすぐ腰が痛くなり、なかなか仕事がはかどらない。
県立高校の女性教諭が長男の入学式出席のため勤務先の入学式を欠席した事が問題になっている。
教育評論家と称する尾木直樹氏は「入学式に出席するのは教師の最低限の職責であり、欠席する保護者や生徒との基本的な信頼関係を形成できない」と述べているが、とんでもない意見である。生徒と教師との信頼関係は、日常の生徒と教師との交流の中ではぐくまれるもので、入学式への参加・不参加で決まる訳がない。
女性教諭は事前に校長の休暇申請をし、且つ欠席することのお詫びの文書を配布するなどしており、何ら非難する理由はない。教育長は「われわれの時代感覚と違う」と述べているが、県教委に寄せられた意見の内53%は女性教諭に理解を示している。お役所に席を置いている輩が時代遅れなのである。
家族の犠牲を強いる輩より、家族を大切にする輩の方が生徒の信頼を得やすいであろう。
今日の一句「春の昼 桜吹雪に 手をかざし」