言葉尻を捉える

先日の新聞に、長崎市立小6年の女児が昨年自殺した問題で、市の教育長が卒業式の直前の会議の席で「片付けていかないといけない」と発言した事が問題になっていた。「そういう言い方はあんまりだ」と指摘され、その場で陳謝したそうだが、不適切表現だとして尾を引いている。子供の自殺というデリケートな問題に対しては慎重に言葉を選ぶ必要があるが、非難されるべきか否かは言葉もさることながら、その人の態度や表情も加味されるべきであろう。慇懃無礼な輩の発言は、記事にすればなんら非難されることはないかもしれないが、その人と向き合っている人は不快に感ずることもあろう。逆に誠実な対応を心がけていても、言葉の選択を間違えると紙面の上ではとんでもない輩だと非難される。
今日の一句「桃畑 桜堤に 伍しており」