「もったいない」は“悪”?

インターネットの記事によると、西宮市では「給食の余りは捨てるように」との通達が出されており、廃棄しないで食べると処分されるそうだ。給食費を払ってないからというのが理由のようだが、「もったいない」と思う人も多かろう。調理員の役得が許せないと腹を立てているようだが、だからと言って「捨てろ」と言うのも知恵の無い話だ。お役所的には筋が通る指導をしたのであろうが、膨大な食糧の廃棄も日本の低い自給率の一因である事に心して欲しいものだ。
今月の俳句会の兼題は、「夏の月」ではなく「紫陽花」に変更されたそうだ。インターネットの解説によると、「あじさい」は、「あずさい」から来ており、「あず」は「集まる」、「さ」は「真」、「い」は「藍」の意で、「真の藍色が集まる花」が名前の由来だそうだ。
他方、母が何故「紫陽花」という漢字をあてたのかと疑問を呈していた。「紫陽花」なる表現は、「中国の招賢寺にあったアジサイとは異なる花の名前だ」とか、「唐の詩人白居易ライラックにつけた名前だ」などの解説があり、誤って用いられたのが日本で定着したらしい。しかし陽に映える紫の花として「紫陽花」なる表現も悪くはない。
今日の一句「紫陽花は しとしと雨が よく似合い」