知人の通夜

紫陽花の花が目につくようになり、梅雨入りと報じられたが、ここ数日晴天が続く。
かっての職場の同僚が亡くなった。退職後は年賀状のやり取りもなく、ご無沙汰していたが突然の訃報である。藤沢市斎場での通夜に出かけたが、驚いた事に数百人もの人たちが焼香の列をなしていた。地元の名士であり、最近までかなり幅広く事業を営んでいたのであろう。
それにしても、私と同世代の人間の死は、人生の区切りが近づいている事を思い知らされる事件である。彼の死を悼む事もさることながら、改めて自らの人生の終盤を間近に感じさせられた夜でもあった。
昨日、発表されたアベノミクスの3本目の矢は、絵に描いた餅の感である。来るべき食欲の秋に我が胃袋を満たしてくれるとは思えない。起死回生の一の矢、二の矢が、ファンド業者の餌食となり、今年の夏の夜の夢が儚く消えねば良いが、、
俳句会の6月の兼題は「夏の月」だそうだ。改めて夜空を仰ぎみるが、やはり月は秋の夜の風物詩であろう。
今日の一句「愛犬の 道を照らすは 夏の月」