「最強の2人」

又しても今日は雪景色となった。前回ほどではないが、道路はシャーベット状で、車で出かけるのには躊躇させられる。寒気が来ているらしいから、明朝は道路の表面が凍って滑り易くなりそうだ。
昨日は、母の付き添いで久しぶりに横須賀まで映画を見に行った。劇場で映画を見るのは今年初めてである。近所の人に勧められた「最強の2人」、車いすで生活している大富豪と介護者の黒人青年が織りなすヒューマン・コメディーである。何故タイトルに「最強の」と付けられているのかがわからないというのが、母の感想である。大富豪でも、たくましく生きるスラムの住人でもない我々凡人には、この2人は手の届かない両極端の輩であり、確かに彼らが友情を育めば両者は互いに最強のパートナーと言えようか。偽善臭の無い天真爛漫な掛け合いが、見終わったあとのすがすがしさを与えてくれる映画であった。
今日の一句「みぞれ雪 かじかむ手指 実朝忌」