社説へのイチャモン

12月3日の朝日新聞社説で「二大政権情けない」との表題で、民主も自民もTPP交渉に対する参加表明を行わない事にクレームをつけていた。「詳しい情報を得つつルール作りで有利な仕組みを主張」せよと述べ、両党幹部の多くが同じ思いであろうとしている。だとしたら何故交渉参加表明が出来ないのかを社説執筆者は言及すべきである。沖縄問題同様、上げ足とりのイチャモン記事に終始せずに、当事者意識で記事を書くべきであろう。もっともこんな社説批判こそイチャモンだと言われそうではあるが。
同じ日のもう一つの社説では温暖化対策として「脱原発を前提に計画を」と題して「先ずはきちんとした国内の削減計画を作るべきだ」と述べているが、そもそも脱原発の行程表の作成もままならない時点で、計画を立てる事が出来るのであろうか。「日本が持つ省エネの技術とノウハウを途上国で生かせば低いコストで効率よく削減を進める事が出来る」と断言しているが、本当だろうか?社説の根拠となる情報を開示してもらいたいものである。
今日の一句「冬の月 散り遅れたる 葉一葉」