普天間問題

12月2日の「普天間をなぜ語らない」と題する朝日新聞社説で、沖縄の基地問題が総選挙に際してあまり語られていない事を問題にしていた。
しかし、今もってよくわからないのは、「政権交代後、米国との関係がぎくしゃくした」と断定しているが、「何故、どのようにぎくしゃくした」と言うのであろうか?社説では「とりわけ民主党の責任は重い。(なぜなら)鳩山政権時代に『最低でも県外』を掲げたが、代わりの移転先が見つからず断念した(から)」と述べている。これは「自民党案を継承していれば波風も立たず済んだものを余計な事をした」と読み取れる。
しかし、にもかかわらず、社説の最後で「沖縄の基地問題解決のために米政府と向き合う。それこそ本来の政治の責務ではないか」と結んでいる。真に受けて米政府に向き合えば、またまた米国との関係を悪くしたとマスコミにたたかれる事であろう。「普天間を何故語らない」との問いに対する答えはこの社説を読めば明らかである。
12月の俳句会の兼題は「冬の月、月冴ゆる、月氷る、寒月」だそうだ。確かに最近の月は氷のように夜空に輝いている。
今日の一句「寒月に 襟を立てての ウオーキング