自然エネルギー

昨日、近くの交流センターで自然エネルギーの勉強会があったので出席した。日本には身近に多くのエネルギー源となる自然があり活用しない手はない。しかし化石燃料原発に問題があるからと言って、現状の潤沢なエネルギー供給状況を自然エネルギーで代替できるという訳ではなさそうだ。講師の方は、エネルギーコストの上昇は環境維持のコストとして負担するべきだとの意見だが、贅沢に慣れた日本国民はその負担を受け入れるのであろうか?
原発安全神話同様、自然礼賛といったムードに流されることなく、自然エネルギー導入による負の側面も冷静に許容範囲かどうか検証する必要がありそうだ。「便利さ」より「豊かさ」を希求すべき事が前提であるなら、講師の指摘する意識改革をどのように推し進めていけばよいのか、かなり我々に突き付けられた課題は大きそうだ。
それにしても参加者はシニア世代ばかりだ。日本が抱えている本当の問題は、技術的な事よりも若い世代の参加がないということに尽きるのかもしれない。
今日の一句「ひそやかな わが恋に似て 春淡し」