津波対策

神奈川県では、鎌倉に14メートルの津波が襲う可能性があると想定したそうだ。過去の事例を参照し、今回の東北大震災を考えれば、30年以内に起こるであろう関東地域での大地震では「想定外」とする訳には行くまい。
津波といえば防潮堤やら高層ビルの建設など土建屋が喜びそうな金のかかる話題ばかりだが、幸い鎌倉の周りには丘陵地帯に囲まれている。地震から津波に襲われるまで、少しは猶予がある訳だからその間に高台に逃げる事が出来る算段さえつけておけば、少なくとも一命は取り留めることはできよう。逃げ道の確保位なら多額の税金を投じなくとも済む。
湘南の自然に調和した車椅子を押して通れる山道の整備は、高齢化した現在、平時においても多くの市民の賛同が得られよう。鎌倉のみならず近隣の逗子、葉山、横須賀などと広く連携した三浦半島全体の事業計画の早急な策定を望みたい。単に防災対策のみならず、リゾート地としての地域の活性化にも貢献する事であろう。
今日の一句「漱石忌 非道い(ひどい)笑談(冗談) 八釜しい(やかましい)」