普天間問題

新聞報道によると鳩山元首相は「普天間移設先について、今なお辺野古以外にさがす努力をすべきだ」と考えているようだ。マスコミにどう叩かれようと初志貫徹すべきであったと思うが、「辺野古移設での日米合意」と意に反する政治決断をせざるを得なかったとすれば、その反省の弁が聞きたい。「日米関係悪化を招いた」との当時のマスコミ報道は、ブッシュのポチと揶揄された小泉元首相を良しとする論調の裏返しでもあり、アメリカの顔色をうかがっての報道に日本政府が振り回されているようでもある。もっとも問題の根幹は、日本の外交力のひ弱さにあると言えようか。何はともあれ、アジアの平和と基地問題のありようは、もっと議論されるべき課題であろう。
今日の一句「漱石忌 初志貫徹の 難しさ」