9月の季題「カマキリ」

昨日のブログはよそのパソコンからアクセスしたせいか、勝手に広告が入り込んでいる。「編集」のキーワードも出ていないので、削除する方法もよくわからない。
本題にもどって、俳句同好会の9月の季題は「カマキリ」である。鎌で切るからカマキリと呼ばれているらしい。漢名は蟷螂(とうろう)であるが、鎌の部分を前に持ちあげている姿から、「拝み虫」とも呼ばれている。
秋の季語であるが、夏に生まれた「子カマキリ・子蟷螂」は夏の季語であり、枯れたように茶色くなった「枯蟷螂」は冬の季語だそうである。
鎌状の前足を振り上げ、威嚇するような姿勢を取ることから、あまり感じのよい昆虫とは言い難い。昔カマキリの卵(卵莢)を取ってきて引き出しに入れておいたら、部屋が暖かいせいか、真冬なのに卵がかえり、引き出しを開けたら子カマキリがうじゃうじゃ出てきた事があった。子カマキリもちゃんと鎌を持ち、大人のカマキリをそのまま縮小させた姿である。寒風に放り出されて、多分生き延びた者はいなかったであろう。
今日の一句「拝み虫 鎌振り上げて 逃げもせず」