献血不足

先日の朝日新聞に、「献血不足16年後推計100万人分」との見出しが出ていた。高齢化が進み輸血の必要度が増すことから、献血の不足を懸念する記事である。この記事の中で、献血可能な人を16歳から69歳として対象人数の計算がされていた。
しかし、実際は65歳以上の人が献血するのは制限されている。血液検査をした結果、不適切であればいたし方ないのだが、60歳〜65歳までの間に献血の記録がなければだめだそうで、私の場合門前払いとなった。
献血者の健康に配慮してのルールであろうが、60歳〜65歳の間に献血しそびれた人であっても、献血可能なシニアは多いだろうし、逆に献血経験があっても、健康上支障を来す人もいるであろう。献血量を200mlにするとか、成分献血にするとか小まめな対応を行えば年齢での制約は必ずしも必要ないように思う。献血に協力する代わりに血液検査結果を教えてくれれば、生活習慣病対策にもなり一石二鳥だと言える。
厚労省献血率を上げる為に、若者への協力を呼びかけるそうだが、元気なシニア世代の存在も忘れるべきではない。