パワハラ

自治労パワハラについて全国調査を行ったそうだ。結果は5人に1人(21.9%)がパワハラを受けたとのことである。しかし、パワハラ行為とはどのような行為をいうのであろうか? アンケートでは加害者である上司から「大声など感情的にしかる」、「ささいなミスをしつこくしかる」、「意向を無視した一方的な指示をする」などがパワハラ行為だとされている。
「何度注意してもあらためず、失敗ばかり」の部下に対して「感情を押し殺して優しく注意を繰り返さねばならない」し、「部下の意向に沿って仕事の割り振りを考えねばならない」とすれば、中間管理職たる上司のストレスはきっと大変なものであろうと同情したくなるが、自治体の職場はどんな雰囲気なのであろうか。
部下からパワハラだと決めつけられた上司は、人事評価が減点され将来の昇進にも影響する事になるのだろうか。もしそうであれば、「パワハラだ」とのレッテルを貼られないように部下の顔色をうかがいながら仕事をすることになる。
パワハラなる行為の判断基準をもっと議論するべきであろう。