横浜道ガイド研修

関内から野毛坂、平沼橋を経て、旧東海道につながる浅間下まで、横浜道を案内するための下見に出かけた。
関内駅のすぐ近くにある吉田橋、横浜開港時、ここに外国人居留地区との関門が設置されており、橋のたもとに関門跡の石碑がある。野毛の切通しは、近くの公務員住宅から見下ろすとよくわかる。公務員住宅の方は、素晴らしい環境下にあるもほとんどが空き家らしく、もったいないつかわれ方だ。相対する伊勢山皇大神宮の境内を横切り裏参道の階段を下ると、立派な音楽堂や県立図書館、青少年センターなどの県の文化施設がある。この辺一帯は神奈川奉行所のあった所で、昔から公有地として使用されている。井伊直弼銅像のある掃部山(カモンヤマと読む)は、直弼の役職「掃部頭」に由来するが、鉄道建設の事業拠点でもあったので、鉄道山と呼ばれた時期もあったそうだ。かっての新田埋め立てによる湿地帯に掛けられた敷島橋、平沼橋、新田間橋(あらたまばし)を経て、浅間神社の近くで旧東海道とぶつかるところが横浜道の起点であり、それぞれの道標と案内板が設置されていた。昔は袖ケ浦の海が迫っていたそうだが、今では海ははるか遠くになった。3〜4kmの距離を1時間半位で見て回ったが、天気に恵まれ良い勉強になった。