言葉が浮いている

先日の新聞コラム欄で天野祐吉さんが、最近の新聞記事の乱暴な見出しに苦言を呈していた。感情を搔き立てる最近のキャッチコピーは、まるで読者を洗脳しているようでもある。「センセーショナリズムとスキャンダリズムは、マスコミのお家芸だ」と天野さんは述べているが三流新聞や三流週刊誌は別として、朝日新聞などの全国紙はそれなりの読者の信頼を得ているわけだから、国民に冷静な議論を呼び起こさせる材料を提供すべきであろう。鳩山政権時のバッシングもいささか度が過ぎたように思ったが、世論調査の結果がこのような見出しに踊らされたものでない事を願う。