オバマ大統領鎌倉訪問

母と鎌倉の教会の早朝礼拝に出かけたら、いつもと違ってえらく車が少ない。午後からはオバマ大統領が来るとかで、昨日と同様交通が規制されるそうだ。
昼ごろになると、池子辺りにはたいへんな人数の警官が道路を巡視していたが、ニュースによると池子の米軍住宅地までオバマ大統領はヘリコプターで来て、そこから逗葉新道を経由して鎌倉に出向いたそうだ。と言うことは、我が家からそれほど離れていない所を通過したことになる。それなら見に行けばよかったと野次馬根性が頭をもたげたが、遅きに失した。
午後、遊びに来ていた孫を連れて出かけた近くの南郷・上の山公園は、銀杏が綺麗に色づき沢山の人が写真を撮っていた。家族や犬を連れた人たちの訪れているのどかな秋の日曜日である。しかし、ここも駐車場には警察の車両が10数台も停まっており、かなりの警察官が集まっていた。逗葉新道の警備に全国から動員されていた人たちであろう。
ところでAPECのニュースでは、鳩山政権時のアメリカとのぎくしゃくした関係の修復が課題と報じているが、一体何が問題だったのだろうか? 今年の新語・流行語の60語の中に、アメリカ政府高官が鳩山首相を馬鹿にして述べた「ルーピー」という言葉が挙げられていた。沖縄の普天間基地移転に関する問題では、日本政府は極東地域の平和維持と共に、沖縄県民の負担軽減にも心を砕くわけで、それがアメリカの要望することと相いれないことは十分ありうる。それぞれの思うところを忌憚なく述べ、お互い落とし所を模索するのが外交であろう。ぎくしゃくした関係の修復が、アメリカに対するご機嫌取りに終始することの無いよう希望したい。