北方4島

新聞の見出しによると(今回の訪問でロシアは)「2島を返さぬ意志鮮明」とある。今回のロシア大統領の国後島訪問に対して、首相は相変わらず「遺憾である」と述べているだけで、残念ながら、北方領土に関しての自らの意志を鮮明に打ち出したようには見えない。実効支配されている以上、犬の遠吠えかもしれないが、日本の立場や意志はあらゆる機会を捉えて世界に表明し続けるべきであろう。
加えて、第二次世界大戦末期に日ソ中立条約を無視して侵攻したこと、その後のシベリヤ抑留など当時のソ連の一連の行為にも目を向けさせるべきである。原爆を投下したアメリカの行為に対しても同様だが、不満があっても何となく口を濁して我慢してしまうのは、日本人の悪い性癖であるように思える。
下ろしようがなくなる危険もあるので、手を振り上げるのは慎重であるべきだが、自分の意志は常にはっきりさせる必要がある。