のだめカンタービレ

妹から借りた茂木大輔氏の絶賛する二ノ宮知子のマンガ「のだめカンタービレ」23巻をやっと読み終えた。とっつきにくいクラシックをマンガの世界に取込み、笑いをもってクラシックのスーパースター成功物語を展開しており、単なる少女漫画とは異なる。紙に書かれたものゆえ、演奏の上手下手は「うまい」とか「すごい」とかの言葉で理解するしかないが、今までコンサートを聞いていてもあまり考えなかった指揮者と演奏者との葛藤、曲の解釈やら繊細な演奏表現、そして音楽専攻の学生の実態などを垣間見ることができた。
本来、音楽は耳で理解すべきものであろうが、折角の機会故茂木大輔氏の「拍手のルール:秘伝クラシック鑑賞術」(中央公論新社)を読み始めている。