生麦事件

かながわコミュニティー・カレッジに出席した。カリキュラムに従い、横浜市生麦地区センターで、生麦事件参考館の館長 浅海武夫さんから生麦事件の話を聞いた後、国道駅旧東海道(魚河岸通り)→水神宮→道念稲荷(蛇も蚊も祭り)→生麦事件碑→生麦事件参考館と約2時間、鶴見みどころガイドの方の説明を聞きながら生麦事件と鶴見の歴史散策を行った。
生麦事件は、イギリス人リチャードソン一行の現地蔑視からくる礼儀を欠いた行動によって発生した事件とされるが、背景には徳川幕府と薩摩との確執に見られる幕藩体制の末期的状況など、当時の日本が抱えるさまざまな問題が垣間見られる。開国へ向けて日本が大きく変化するうねりの中の事件、と言うより起爆剤的な役割を果たした事件といえようか。
講師の浅海氏は本業の酒屋の仕事の傍ら生麦事件をライフワークとしてきた博学の人である。大変勉強になる貴重な一日であった。
途中、想定外であったが鶴見川河口干潟の対岸に和田昭允先生が指導されている横浜サイエンスフロンティア高校を見ることができた。