ピカソとシャガール

昨日今日と1泊2日で箱根に出かけた。昨日は晴れのち曇りでまずまずの天気であったが、今日は終日の雨、沖縄では梅雨入りだそうだ。結果として最初の日は湿生花園、翌日はポーラ美術館といつものコースである。
湿生花園では様々な花の写真を撮りまくったので、忘れぬうちに整理しなければと思うが時間がかかりそうだ。
ポーラ美術館ではピカソシャガールの特別展を開催していた。絵を見ただけで誰の絵か判るということは、それだけその画家の個性が鮮明に絵の中に投影されているということであろう。しかし巨匠の絵とはいえ、彼らの作品全てが身近において飾りたい、あるいは真似をして描いてみたいと思う作品とは言い難い。生意気な物言いだが、こちらの心情と波長が合った時に、初めてその作品が心に響くのであろう。巨大な彼らの絵のタペストリーが飾られていた。ニューヨークのメトロポリタン歌劇場のロビーに飾られていた巨大なシャガールの絵は、今にして思えばタペストリーであったかもしれない。
今日の一句「野に出よと 招く花々 鑑真忌」