迷子の生還

北海道の山中で親からはぐれた男の子が8日ぶりに無事救出された。うまく自衛隊の演習地にたどり着き、隊員宿舎に潜り込めた幸運もあったとはいえ、1人ぼっちの孤独な夜を耐え抜いた彼の強さには驚かされる。結果論ではあるが、男の子が草むらを分け入って山中をさ迷うというよりも、親に反発して反対方向にどんどん歩いて行ったと考える方が自然であろう。だとすれば置き去りにされた場所を中心に面上に捜索するよりも、道路沿いに距離を伸ばして探せば、もう少し早く自衛隊の施設で発見できたかもしれない。それにしても独立心旺盛な少年だ。将来は大物になる素質ありと言えよう。
6月の俳句会の兼題は「噴水」さそうだ。身近に噴水が無いので、想像をたくましくしないと句が浮かばない。
今日の一句「噴水の 飛沫を浴びて 子ら騒ぐ」