認知症患者の徘徊事故

晴天が続くが気温は低く、家の中で着ぶくれて過ごしている。庭の梅も満開となり、また沈丁花が春の香りを放っており、日差しは暖かそうなので散歩に出たいが、花粉症の最盛期でいささか気が重い。
認知症の91歳の老人が列車にはねられて亡くなったのは、家族の責任だとしてJRが賠償を請求していた件で、最高裁は責任なしとの判決を出した。福祉行政の不十分な状況に鑑みれば、家族が面倒をみれば良いと言ってはおれないはずだ。高齢化社会となり、認知症患者は稀な存在ではない。むしろ徘徊老人対策を十分に取っていなかったとして、JRが責められるべきであろう。明日は我が身かもと他人事ならずである。
 今日の一句「脳トレと 春のシグナル 求めおり」