丁寧な説明

安保関連法案の審議中、安倍首相は国民の理解が得られるように「丁寧な説明」をすると述べていたが、今なお多くの国民は本法案の必要性を理解できていない。
福島原発の事故による汚染廃棄物の最終処分場に関しても、反対している人たちに「丁寧な説明」をして地元の理解を得たいと大臣が述べていた。「丁寧な説明」とはどのような説明をいうのであろうか?そもそも反対する人たちが納得できるであろう説明が可能なのであろうか?説得できるだけの論拠を持たないにもかかわらず、あまりに安易に「丁寧な説明」を乱発されると、この言葉を聞いただけで不信感を募らせることになりそうだ。
本来責任を取るべき長が、あまりに無責任な約束事をし過ぎる。加えて彼らには問題解決の能力に欠けているようだ。お役所的な問題の先送りでは、国民はたまったものではない。
今日の一句「秋風に 朝夕気温の この落差 汗ばむ暑さを はや懐かしむ」