箱根

記録的な猛暑が続く。昨日今日と箱根に出かけたが、こちらも日差しは強く避暑という訳にはいかなかった。それでも湿生花園を散策していると、湿原を吹き抜ける風は心なしかさわやかである。
大涌谷周辺の噴火警戒レベルが3(入山規制)に引き上げられたせいか、ホテルの宿泊客はいつもの三分の一だそうだ。言われてみれば、白く吹き上げる山頂付近の水蒸気が妙に目につくが、火山国日本にあっては、これしきの事でびくびくしてはいられまい。とは言え噴火警戒レベル引き上げの波紋は、ポーラ美術館にも及んでいた。期待していたセザンヌ展では、当初展示される予定のセザンヌの絵がかなり搬入されていない。加えて美術館の周りの遊歩道は立ち入りが禁止されていた。いささか過剰な反応のようにも思えるが、ダメと言われれば致し方ない。
今日の一句「夏バテに 涼を求めて 青すだれ」