認知症

昨日の朝日新聞に「認知症と物忘れ」についての記事があった。古希を迎えて気になる事は、癌と認知症である。記事本文には、「早めに治療すれば進行を遅らせる事は可能」とあるが、有意に遅らせられるのであろうか。文末では「決定的な治療法が見つかっていないなか、認知症になる「前段階」を知る意義がどこまであるのか」とあり、早めに医者にかかるのは、単なる気休めでしかないように思える。現状では、認知症を治すとか発症を抑えるとか医者に期待するよりも、認知症患者を受け入れられる社会の仕組みを作る方が大事であろう。
もっとも不治の病とあらば、発症前に自らの安楽死を選択できる制度についても議論すべきかもしれない。
今日の一句「冷え込みて 着ぶくれするも 天高し」