大学入試改革

急速に秋が深まり、朝夕涼しくなった。次々来襲した台風も一段落したようだ。
10月はとうとうブログを書きそびれた。脳の劣化を少しでも遅らせるために、少し心を入れ替えてブログを書くことにしよう。
今日の朝日新聞教育再生実行会議の大学入学試験に対する提言が紹介されていた。知識偏重にならぬよう学力テストに加えて、面接などによる人物評価も求めている。しかし、受験生を送りだす高校側も、受け入れる大学の教官も荷の重い話である。「意欲や潜在能力のある学生」を迎えるための対策だそうだが、大学の定員に対して志願者が減っている現在、入学試験で選別しようとする事自体に問題がある。教育再生実行会議が「大学大衆化に危機感」を持つなら、入学しさえすれば、たいして勉強しなくても卒業できる大学教育の質の方を問題とすべきであろう。
10月の兼題は「天高く」であった。台風のせいもあって、からっと晴れわたった秋空の日が少なく、句になるイメージがなかなか湧いてこない。
今日の一句「雨風に 耐える蜘蛛の巣 天高し」