高校生の親切

沖縄の冬は雨季だそうだが、こちらの日頃の行いのせいか石垣島では上天気に恵まれ20℃を超える暖かな毎日であった。ところが葉山に戻るとこちらは先日の雪がまだ融けきらず、しかも明日は又しても雪が降るかもしれないとの予報である。石垣島へのロングステイをまじめに考えてみたくなる温度差だ。
帰宅後、近くのスーパーまで出かけたが、帰路130段余りの階段の途中ですれ違った高校生らしき人に、あろうことか「お荷物をお持ちしましょうか」と声をかけられた。「大丈夫、運動を兼ねていますから」とお礼を述べて断ったが、それほどまでによたよた、よぼよぼと階段を上っていたのであろうかといささかショックであった。
背筋をしゃんとして、颯爽と歩く癖をつけねばと反省するも、他方で老人の領域に足を踏み入れた事を思い知らされた出来事でもある。
今日の一句「冬されや 融けやらぬ雪 早や七日」