三流政治

風邪をこじらせたか、3日目なれどすっきりしない。孫が遊びに来たので南郷公園でサッカーでもと思ったが、家でごろごろ過ごす事になった。おまけに雨、さえない日曜日である。
先日、神保町で衝動買いした古本「テラスで読む『知』の冒険」(1992年、日経新聞社刊)を読んでいたら、「新しい世界秩序を構想できずに、古典的なナショナリズムが復活してしまうのは、最悪のシナリオであろう」(松本健一)、「日本人は異民族、異文化とのコミュニケーションが下手である。言葉で勝負した時、日本の外交は一度として成功していない。経済一流、政治三流になるのは当然である。」(塩野七平)などのコメントが目にとまった。約20年前に出版された本であるが、政争に明け暮れる内向きの日本の現状をみれば、この20年なんら進歩がなかったといえそうだ。
今日の一句「サザンカが 時雨に濡れて 咲き誇り」