幸田 文の小説

幸田 文の「流れる」を読み終えた。小説の舞台もさることながら、日常の細やかな感性は女性ならではのものであろうか。理屈っぽい筋書きはなく、感覚的な文章表現は芸者家の女たちの生きざまを生々しく描き出している。男性には描けない筆致と言えよう。
欧州の友人に出すクリスマスカードをやっと準備できた。東北の地震やら津波原発の話題とピースボートでの世界一周をコメントし、デジカメ写真を貼り付け、きれいな和紙を台紙にしてでき上がりである。
今日の一句「コンポスト 落葉集め 春を待つ」