半年が経過

今日で、毎日が日曜日の生活も半年を経過、なんとも時の移ろいは早いことか。暑さを言い訳にだらけていた生活を立て直し、そろそろ社会復帰を目指してエンジンを始動させねばなるまい。
3日間家を開けたので、たまった新聞やメール、郵便物の整理、そしてなまった体に活を入れるべく市民プールでひと泳ぎ、これで慌ただしく一日が過ぎた。どうもなかなか思い通りには先に進めないもどかしさが残る。
芥川賞受賞の帯封につられて大分以前に神保町で購入した大岡玲「表層生活」を読了した。帯封には「思念的な追及」「新鮮な描写力」「前人未到の分野に挑んでいる」「鮮やかな反措定」などと選考者の選評が記されている。大岡氏の「自分の個的言語形式により他の人々に伝えたい」との思いは理解できるが、ストーリーの中での脇役の役割が明確でなく、「反措定」な内容は、理系的思考回路のせいか私には何を伝えたいのかよく分からなかった。